平成２６年は元旦より暖かく穏やかな日が続きよい一年になりそうな気配を感じる年始めでした

今年も昨年同様、病気平癒・家内安全等の祈願の為、誕生寺に初詣に出かけました

本殿の前で手を合わせ長い時間お参りをしている姿は私達職員には心に残る光景でした。

　平成２６年の干支は午（馬）年です覚えやすくする為に動物の馬の字が割り当てられたと言う話があります

又は、馬は「物事がうまくいく」、「幸運が駆け込んでくる」等と言われる縁起の良い動物とも言われています。

　利用者様がこの一年健康で過ごされることを職員一同心より願います

ミヤリサン製薬学術部の方を講師に「整腸剤の適正使用の勉強会を行いました。

　宮入（ミヤイリ）菌は戦前の千葉大医学部の研究者により発見された人体に有用な腸内細菌で、４０年近く前から製品化されていますが、近年その有用性について見直されています。

　具体的に

①芽胞という殻に包まれている菌なので、胃酸や抗生剤で死滅せず大腸の下部に達して効果を表します。菌が酪酸という生理活性に必要な物質を生み出し消化管が活性化し、下痢や便秘に効きます。

②院内感染で問題となり偽膜性腸炎を引き起こすClostridium　difficileと同じ属になるので、この細菌と拮抗し減弱させる結果、悪性の下痢などにも効果を表します。

　当院でも、経腸栄養を使用するため潜在的に下痢を起こす患者様が多くいらっしゃいます。現在、別の整腸剤を投与しておりますが、今後この製品の特長に注目したいと考えています。

                                                                                                               夏の節電対策として、１階にグリーンカーテンを設置しました。

これから成長して、少しでも暑さを軽減してくれると願いを込めて見守っていきたいと思います。

 病棟での体調不良や風邪などの流行りで延期になっていた、レクリエーションが、今回はようやく出来たことによって、患者様のたくさんの笑顔が見られました。

皆さんの表情は楽しんでる様子でそれを見て職員一同、とても嬉しく思いました。

今後も、出来る限り皆さんと一緒にレクリエーションを行い、楽しい時間を作っていきたいと思います。

エビハラ通所リハでは、田村農園さんの協力を得て、初めての試みとしてイチゴ狩りに出かけました

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　”イチゴ狩りに初めて行きます”と言う利用者様も多く、”私の様に車椅子でも大丈夫なの？”等の利用者様の不安な気持の質問ばかりでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　当日になり、いざ農園に着き、農家の方より”この場所の赤くなっている苺を採って食べてください”と言われると来る前の不安な気持ちは消え去り、赤い苺を採り、口に運び”甘い！！”

”おいしい”と言いながら”これも赤い！これも！！”と夢中でほおばっていました。

あっという間に楽しい時間も過ぎてしまいましたが帰りの際、”甘かったね、おいしかった”　”来てよかった”と喜びの声。これも田村農園さんの協力があっての事。

本当に感謝の気持ちで、いっぱいです。

来年もお願いします、と全員で声かけし、帰途につきました。（勝手なお願いですが・・・（笑））

先月１６日の月曜日、延期になっていました「ハーモニカ演奏会」を開催しました

　　　　　　　　　　今回で２度目の演奏会ですが、利用者の皆様は、楽しみに待っていました

童謡や昔の曲を演奏され、「昔を思い出して・・・」と何人もの方達が涙を流しながら、聞き入り、また、普段はほとんど人と話をしない利用者様が大きな声で歌っている姿が印象的でした。

　　　　　　　　　次の利用日に参加された利用者様から「あの日の余韻がまだ残っているわ」と、目に涙を溜めながら話をされ、本当に嬉しく今後も続けていこうと改めて思いました

　今年は寒い日が多く、桜の蕾もなかなかふくらみませんでした。

　三月中旬から出かけましたが、まだ、二割程度の咲き方でした。少し時間をあけ佐久間ダムにでかけたところ濃いピンクの花がまだ寒さを残した景色の中に綺麗に映え見学に出掛けに利用者様達から感嘆の声があがり少し間、見入っていました。

　「染井吉野の桜もいいけど河津桜のこの濃いピンクがいいね」

　「おにぎりでも持ってきて、この桜の木の下で食べるときっとおいしいね。今度お願いね。」と利用者様から言われ、今後の課題にしていきたいと考えながら帰路につきました。

　エビハラ高齢者相談センターでは、『認知症高齢者の家族のつどい』と『認知症サポート養成講座』を年３回づつ行っています。

　今回は、『認知症高齢者の家族のつどい』と題しまして、各家族の現在の介護の状況、今現在自分が直面している介護での不安・悩み、今まで行ってきた介護での体験談等を話し合う場所です。

　今まで自分が悩み、他人に話す事もできず、一人悩み、時には投げ出しそうになっていた方達も話したり、聞いたりする事で「自分と同じように他の人も悩みながら介護をしている」、「自分だけではない」と思う気持ちにだんだんと変わっていけるのではないかと思います。

　参加することで、新たな人脈も増え、違う目線で介護する事もでき、話をする事でストレス解消にもなるのではないかと思います。

　介護に悩んでいる方は是非参加をしてみてはいかがでしょうか？

慢性疼痛治療薬「トラムセット配合錠」の勉強会

　慢性疼痛とは、「治療に要すると期待される時間の枠組みを超えて持続する痛み」と定義されています。

急性期の痛みで焼失せず慢性化すると、組織の損傷よりも中枢神経系の機能変化による痛みが顕著となります。

この中枢神経の神経伝達系に働き痛みを抑制する効果と、オーソドックスなアセトアミノフェンの配合による「痛み」の感受性を弱めることの相乗効果により、効果を発揮するということです。

今回の勉強会では医師、薬剤師を中心に参加し、副作用を含めた具体的な症例での検討など活発な質疑応答が行われました。

「ＣＶポートの概要とその管理について」

　ＣＶポートとは中心静脈カテーテルの一種で血管内に留置したカテーテルに接続したポートを皮下に埋め込み　表皮より専用の針をポートに穿刺して血管内に薬液を注入するシステムです

　当院でも近年ＣＶポートを留置している患者様が増えてきており今回その適切な管理について改めて学ぶことができました

知識面の他に技術面でも実際にヒューバー針の取り扱い（穿刺　抜針）や種類、消毒方法、固定方法等、細かい対応について実施してみることができ、とてもわかりやすい内容でした

　ＣＶポートを留置していることで輸液管理が容易になり患者様の苦痛緩和やＱＯＬの向上につながっていくと考えられるので今回学んだことを取り入れ看護の更なる向上に努めていきたいと思います