2010年 4月 20日 火曜日
2010年 4月 20日 火曜日
当院のリハビリの紹介(関節拘縮)
当院におけるリハビリの特徴
当院入院患者様のほとんどは、慢性期(病気を発症してから数ヶ月~数年経った時期)のリハビリが中心となっています。今回はその中でも慢性期によくみられる関節拘縮について簡単に説明いたします。
関節拘縮とは…
拘縮:関節外(筋肉、靭帯、関節包、皮膚など)の軟部組織に生じた変性が原因で関節が硬くなってしまったものです。関節拘縮はさまざまな原因で臥床、安静を余儀なくされ関節を動かさないことで生じます。拘縮は一度起きてしまうと改善が困難で、離床後の歩行をはじめとする日常生活の大きな阻害因子となります
逆に、関節内で生じた変性は強直といいます。関節がほとんど、もくしは完全に動かない状態を表します。
関節拘縮への対応
①早期からの予防(理由もなく寝たきりにさせない。必ずしも安静が良いケースばかりではない。予防的関節可動域練習)
②関節可動域練習(改善的)
③リラクセーション(筋緊張亢進への)
④徐痛
⑤離床(臥床させない)
⑥ポジショニング(安楽な体位)
⑦運動療法
等々さまざまです。今回は関節拘縮について対応まで簡単に説明しましたが、次回は関節拘縮への対応方法をご紹介していきたいと思います
カテゴリー: ■エビハラ病院.